壮大な春の家紋アート「ペニンシュラ松葉桜紋×現代桜図」

ロビーを優美に彩るオリジナル家紋アート
壮大なオリジナル家紋アート「ペニンシュラ松葉桜紋×現代桜図」(幅11.2m×高さ7.6m)が、今年もロビーを華やかに彩ります。昨年の展示で多くの皆さまにご好評をいただいた本作品は、2025年3月1日(土)から5月9日(金)までの期間限定でご覧いただけます。
本作品は、「京源」三代目、紋章上繪師の波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)氏とその息子である波戸場 耀鳳(はとば ようほう)氏により手掛けられ、1593年の国宝「桜図」を基に、金箔とデジタル技術を駆使して桜の大木と花びらが力強く再現されています。中央には、ザ・ペニンシュラの頭文字「P」を取り入れたオリジナル家紋が施され、独特の魅力を放っています。特殊な印刷技法で美濃和紙に仕上げられ、ロビーの千本格子に懸下されたその姿は圧巻です。
ザ・ペニンシュラ東京ならではの日本の春を満喫できるアーティスティックな体験を、ぜひこの機会にお楽しみください。
▼波戸場 承龍氏
京源三代目、紋章上繪師。紋章上繪師としての技術を継承する一方、家紋の魅力を新しい形で表現したいという想いで、2007年より家紋のアート作品を制作。紋章上繪師ならではの「紋曼荼羅® MON-MANDALA」(紋を構成する円が折り重なることで、まるで曼荼羅のように見えるもの)というオリジナル技法を生み出す。家紋やロゴデザインの域を超えて、森羅万象を描き出す職人兼デザイナーとして、あらゆる分野のデザインに挑戦し続ける。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。
▼波戸場 耀鳳氏
京源四代目、紋章上繪師。工房「誂処 京源」の立ち上げを機に家紋とデジタル技術を掛け合わせた多種多様なビジネスモデルを構築。デザインの宝庫である家紋が常に身近にある環境で育ち、8歳から始めた書道で培われたバランス感覚でシンプルでミニマルなデザインを行う。父 承龍氏と共に、家紋の魅力を国内外に発信。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。
紋章上繪師(もんしょううわえし)とは
着物に家紋を手描きで入れる「紋章上繪」の手仕事を行う職人。極細の筆を付帯した竹製のコンパスと定規を巧みに操り、円と線だけで繊細な家紋を墨で描き入れる職人技は、江戸時代より伝承された伝統技術として、国の選択無形文化財に選択されている。家紋が人々の生活に根ざしていた江戸時代に最も活躍し、現在ではほとんど失われつつある貴重な職業のひとつ。
株式会社 京源
1910年、日本に古くから伝わる「家紋」を着物に描く前の工程を担う職人「紋糊屋」として初代 波戸場 源次が創業。その後、二代目の波戸場 源が着物に家紋を手で描く職人「紋章上繪師」となり、三代目 波戸場承龍、息子の耀鳳へとその技術を受け継ぐ。2010年、京源三代目 波戸場承龍・耀鳳親子が工房「誂処 京源」を立ち上げ、昔ながらの手描きの手法にデジタル技術を導入し、家紋による新たな表現を作り出すデザイン会社に転向。日本の伝統的な意匠と現代感覚を融合させ、オリジナルの家紋制作をはじめ、企業やブランドへのデザイン提供、アート作品服飾雑貨など、ジャンルにとらわれず、様々なモノやコトに家紋デザインを数多く取り入れている。
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