ロビーを優美に彩る壮大な桜のアート作品 家紋アート 「ペニンシュラ松葉桜紋×現代桜図」

08/03/2024

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ザ・ペニンシュラ東京(所在地: 東京都千代田区、総支配人: マーク・チューン)では、長年ご好評いただいてきた桜の樹のデコレーションでロビーを彩っていた「春」を、今年は新たな形でお届けいたします。

ザ・ペニンシュラホテルズでは、「ホテルが建つ土地の文化を取り入れる」という経営哲学のもと、その土地の文化をお客様にご紹介しており、今年ザ・ペニンシュラ東京では、日本の伝統を昇華させ春を表現した壮大なオリジナル家紋アート作品「ペニンシュラ松葉桜紋×現代桜図」(幅11m×高さ7m)が2024年3月21日(木)-4月21日(日)までロビーを優美に彩ります。

本作品は、伝統的な家紋をデザインやアートへと昇華させ、様々な作品を手掛ける「京源」の三代目代表 兼 紋章上繪師(もんしょううわえし)の波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)氏とその息子である波戸場 耀鳳(はとば ようほう)氏が手掛けました。安土桃山から江戸時代初期に活躍した絵師、長谷川等伯の息子で絵師の長谷川久蔵が1593年に描いた国宝「桜図」(智積院蔵)を基に、現存する作品をそのまま描き写すのではなく、波戸場 承龍氏と耀鳳氏が当時の色使いを独自の解釈で再構築し、新たにデジタルで描き起こして誕生した「現代桜図」は金箔をふんだんに使用した絢爛豪華な背景、そして力強い桜の大木に一枚一枚立体的に描かれた桜の花びらが特徴的な大作が美しく再現されています。その中央に、大胆にも優しく表現されているのがザ・ペニンシュラ東京オリジナルの家紋。ホテル1階のダイニング「ザ・ロビー」の絨毯に施されている松葉をモチーフに、その先端を折り曲げ、「ペニンシュラ」の頭文字の「P」を作り、5つの松葉で春を象徴する桜を表現。

それらのデザインを「染め摺り工房 キュービック」独自の染め摺り(そめずり)と呼ばれる、和紙への特殊な印刷技法を用い、幅11m×高さ7mの美濃和紙に印刷。その後、印刷を施した美濃和紙を縦に切り107本の短冊に仕上げました(総制作期間:約3ヶ月)。完成した和紙短冊107本は、ロビーのデザインに施されている京都町屋の千本格子の隙間に天井から懸下し、ロビーの温かい空間に見事に調和するように飾られます。

◆家紋アート「ペニンシュラ松葉桜紋×現代桜図」ローンチパーティー◆
日時: 2024年3月21日(木)18:30-21:30
場所: ザ・ペニンシュラ東京1階 コンチネンタルダイニング「ザ・ロビー」
料金: 15,000円(税サ込)
内容:
  • 波戸場 承龍・耀鳳親子に直接お話を聞きながらアート作品をご覧いただけます
  • 家紋を描く際に使用する道具の展示
  • パスアラウンドの軽食とデュヴァル=ルロワのシャンパーニュのご提供
  • 禮(※)による和楽器パフォーマンス

※禮(れい): 日本舞踊、三味線、箏、鳴物、笛、など、日本の伝統的な和楽器と舞踊でパフォーマンスを行うチーム。全員20代ながらも、幼少時からの研鑽をベースに、それぞれが独自の魅力を奏で競い合う。 禮(rei)(@rei_traditional)

予約・問い合わせ: ザ・ペニンシュラ東京 03 6270 2888 / 公式HPからのご予約はこちら

 

波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)氏
京源三代目、紋章上繪師。紋章上繪師としての技術を継承する一方、家紋の魅力を新しい形で表現したいという想いで、2007年より家紋のアート作品を制作。紋章上繪師ならではの「紋曼荼羅® MON-MANDALA」(紋を構成する円が折り重なることで、まるで曼荼羅のように見えるもの)というオリジナル技法を生み出す。家紋やロゴデザインの域を超えて、森羅万象を描き出す職人兼デザイナーとして、あらゆる分野のデザインに挑戦し続ける。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。

波戸場 耀鳳(はとば ようほう)氏
京源四代目、紋章上繪師。工房「誂処 京源」の立ち上げを機に家紋とデジタル技術を掛け合わせた多種多様なビジネスモデルを構築。デザインの宝庫である家紋が常に身近にある環境で育ち、8歳から始めた書道で培われたバランス感覚でシンプルでミニマルなデザインを行う。父 承龍氏と共に、家紋の魅力を国内外に発信。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。

紋章上繪師(もんしょううわえし)とは
着物に家紋を手描きで入れる「紋章上繪」の手仕事を行う職人。極細の筆を付帯した竹製のコンパスと定規を巧みに操り、円と線だけで繊細な家紋を墨で描き入れる職人技は、江戸時代より伝承された伝統技術として、国の選択無形文化財に選択されている。家紋が人々の生活に根ざしていた江戸時代に最も活躍し、現在ではほとんど失われつつある貴重な職業のひとつ。

株式会社 京源 https://kyogen-kamon.com/
1910年、日本に古くから伝わる「家紋」を着物に描く前の工程を担う職人「紋糊屋」として初代 波戸場 源次が創業。その後、二代目の波戸場 源が着物に家紋を手で描く職人「紋章上繪師」となり、三代目 波戸場承龍、息子の耀鳳へとその技術を受け継ぐ。2010年、京源三代目 波戸場承龍・耀鳳親子が工房「誂処 京源」を立ち上げ、昔ながらの手描きの手法にデジタル技術を導入し、家紋による新たな表現を作り出すデザイン会社に転向。日本の伝統的な意匠と現代感覚を融合させ、オリジナルの家紋制作をはじめ、企業やブランドへのデザイン提供、アート作品服飾雑貨など、ジャンルにとらわれず、様々なモノやコトに家紋デザインを数多く取り入れている。

ザ・ペニンシュラ東京 https://www.peninsula.com/ja/tokyo
2007年開業、米国の権威ある「フォーブス・トラベルガイド」において、2016年より連続で最高ランクの5つ星評価に輝くと共に、2017年には米国の旅行雑誌『トラベル+レジャー』誌が主催する“ワールド ベスト アワード2017”の「東京のホテル」部門においても1位を獲得。皇居外苑と日比谷公園の向かいという絶好のロケーションで一棟建てを誇り、47室のスイートを含む314室の客室、個性豊かなレストランやバー、都心で究極の癒し空間をご提供するスパ、そして香港の伝統を引き継ぐ“ペニンシュラ・ホスピタリティ”でくつろぎのひとときをご提供している。