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春の花を愛でに

2016年4月4日
春らんまんの 日本画まつり
桃、桜、バラの花がほころぶこの季節… 街の通りや公園を華やかに彩る花々をご覧になったら、日本のアートの世界でも可憐な花々を鑑賞しましょう。春の訪れを祝うにぴったりな数々の常設展の中から、桜を愛でるのにちょうど良い特別な作品をご紹介しましょう。東京国立近代美術館(MOMAT)には、はかないこの季節の精霊が舞い降りたよう。

目にも麗しい展示会「春らんまんの 日本画まつり」、5月15日まで開催。2室と10室では日本画、本美術館の日本画作品を特集します。本展示会には、水面に散る桜を描いた名作、川合玉堂の『行く春』(1916年重要文化財)をはじめ、今回初公開となる菱田春草の『王昭君』(1902年、重要文化財)など興味深い展示物が目白押しです。『王昭君』は宮中の女性たちを淡い色彩で描いた作品です。いずれの作品も重要文化財の指定を受けた貴重な芸術作品であり、今回のコレクションには他にも4つの作品が展示されています。

緑は日本の伝統的な春の色であり、ここに集められた作品の中には、春の装いとして青葉の美しさをモチーフにしたものもあります。藤島武二の『匂い』(1915年)は桃色の中国服を身にまとった若い女性と花瓶を描いたもので、美のうつろいを感じさせる作品です。谷中安規の『春の自転車』(1937-1939年)はエネルギーに満ちたこの季節の喜びを描いたものです。

東京国立近代美術館へ訪れる際には、満開の桜が競うように咲き乱れる千鳥ヶ淵緑道での散策もお楽しみください。自然ほど素晴らしい芸術家はいないのですから…

2016年5月15日まで

東京国立近代美術館/ 千代田区北の丸公園3-1 / 10:00-17:00 火-日、10:00-20:00 金曜日 / 03 5777 8600 / momat.go.jp
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