デスクトップ版(PC版)を閲覧中です。

モバイル版へ変更
close
ペン・シティに戻る

パリの最も象徴的な芸術作品

2017年10月5日
バーゼルへのフランスの応答にふさわしい街で開かれるのは、大ヒットとなったコンテンポラリーアートフェアFIAC(10月19-22日)? ル・グラン・パレに軽くあいさつした後には、遠出して現代芸術を築き上げた傑作を鑑賞してみましょう。そこには、パリでも最も重要かつ象徴的な芸術作品に関する真実とそれを見つける手がかりが得られます。そうしないのは失礼に当たるかも...

作品:Les Nymphaséas
(睡蓮) 展示場所:オランジュリー美術館

ジヴェルニーに足を延ばす時間はありますか? そして白いオーバルルームで、クロード・モネの光あふれる一連の傑作、Les Nymphéas(睡蓮)の中を彷徨ってみてください。元々はチュイルリーのオレンジ用温室だったオランジュリー美術館は、自らが視覚に障害を負うようになったモネ自身により1922年に用途変更され、広い角度から8つの大作を鑑賞できる美術館となりました。その遺志によって国に寄贈されたこれらの作品は、第1次世界大戦の恐怖を癒すために展示されました。 

作品:Nu dans le Bain(入浴する裸婦)
展示場所:パリ市立近代美術館

いくぶん無作法とは言いつつ、ル・カネにある後期印象派の画家、ピエール・ボナールの家庭を覗いてみましょう。彼はバスタブに浸かる妻のマルトを暖かく、物憂げに、かつ様々な色彩を用いて描き出し、その作品は色彩と明るさ、構成を結合させた彼の大胆で新たな手法を見事に表現しています。「入浴する裸婦」を所蔵するパリ市立近代美術館は、それほど人が押し寄せないパレ・ド・トーキョーの静かな地にあります。

作品:Fontaine(泉)
展示場所:ポンピドゥーセンター

オリジナル「だけどこれはアートなの?」マルセル・デュシャンのユーモラスな作品であるFontaineは、モッドボッドなポンピドゥーセンターに誇らしげに収まり脚光を浴びています。論争を巻き起こした陶器製の小便器は、労働と想定された作品の‘真価’の受け入れられた関係性に対する挑戦というデュシャンのコンセプチュアルアートが初めて表現された作品です。どのように解釈されようと、この作品の重要性は今や否定できません。なぜならグレイソン・ペリーやダミアン・ハーストなど数え切れないほどの著名なコンテンポラリーアーティストがこの作品から着想を得たのですから。

作品:Le Baiser(接吻)
展示場所:ロダン美術館

パリへのロマンチックな旅は、ロダン美術館の美しい庭園と18世紀に建てられた邸宅を手を携えながら散策することで完璧なものとなります。ここには、彫刻家オーギュスト・ロダンの最も重要な作品「接吻」が「考える人」と並んで所蔵されています。1882年に造られ、フランスではLe Baiserとしてその名が知られる大理石の傑作は、ダンテの「地獄の門」の一部として造られ、イタリアの高貴な生まれの女性、フランチェスカと夫の弟であるパオロの抱擁する姿が描かれています。言うまでもなく物語は薄幸な恋人たちにとってつらい結末となりますが、その姿を伝える彫刻は美しい光を放ち、得も言われぬ魅力をたたえています。

作品:モナ・リザ
展示場所:ルーブル美術館

もう紹介する必要もないかもしれませんが、この謎めいた女性はいつの時代も論議を巻き起こし、その一方で最も望まれてきた傑作です。ルーブル美術館でこの絵を見るためには、自撮り棒を伸ばす大群に立ち向かう勇気が必要です。でも、思いがけずコンパクトなカンバスを遠くからちらっと見ることができれば、それで見るべき作品のチェックマークが付きますね。
このページの先頭へ