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フィリピンの味

2016年6月6日
Toyo(トーヨ)

暑い気候のマニラですが、ダイニングシーンをチェックするたびにクールを感じます。ダイニングシーンの新顔Toyo(トーヨ)は、マカティにあるまだ無名の新しいレストランです。訪れる価値は十分にあります。オープンしたのは2016年3月です。地味な調味料(ズバリ、醤油のことです)にちなんで名付けられました。地味とはいえ、フィリピン料理の味を引き立て、郷土料理の限界を押し広げているのが、この濃厚な香りの調味料なのです。

美食という使命を背負ってこの店を陰で支えているのは、Black Sheep(ブラックシープ)にいたJordy Navarra(ジョルディ・ナヴァラ)シェフです。期待を物ともせず、ホウレンソウを敷いた上にバングス(サバヒー)の腹身やロインの炭火焼きをのせ、フィッシュソースや炭火で焼いたチリで仕上げた一品をはじめ、客がうなる料理を提供しています。デザートは、美味しいドゥルセ・デ・レチェのボンボンなどです。こうした形式張らない料理のねらいは、地元の食材を使い、品数を抑えたアラカルトメニューや、簡潔なテイスティングメニューを揃えるなど、物事をシンプルにすることです。コーヒーショップThe Curator(ザ・キュレーター)のデビッド・オング(David Ong)氏が考案したカクテルで、喉を潤しましょう。

粋を心得たもてなしを演出する控えめな照明とグラフィックロゴスタイルにも、スタイルを愛する人々たちは舌鼓をうつはずです。ミニマルでありながら打ち解けた感のあるダイニングルームは、The Alley(ジ・アレイ)という異名をとる将来有望な小売りスペースが軒を連ねる並びにあります。すっきりとしたコンクリート打ち放しの外見に、洗練された木の椅子とテーブル、インダストリアルな吊り照明というしつらえです。オープンキッチンと高い天井が目を引く空間を作り上げていますが、マニラならではのホスピタリティ精神は失われていません。ぜひ行ってみましょう。

2316 Chino Roces Ave / Makati / +63 917 720 8630 / ディナー 火-土 / facebook.com
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