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フィリピンの一流コンテンポラリーアーティスト

2017年9月25日
マニラのアートシーンが、かつてないほど盛り上がり、熱狂にあふれ、限界を押し広げています。マニラでアートとの出会いを求めている方へ。注目すべきフィリピンの一流コンテンポラリーアーティストと、彼らの作品に出会える場所をご紹介します。

アーティスト:カワヤン・デ・ギーア(Kawayan de Guia)
アートギャラリー:The Drawing Room(ザ・ドローイング・ルーム)

ロケットをディスコボールのようにぶら下げた独特な作品「Bomba(ボンバ)」で最もよく知られているデ・ギーア氏。大がかりなメタルワークからポップアートと魔術的リアリズムを融合させた絵画まで、あらゆる手段を自らのものにしているアーティストです。道端で拾った廃棄物、がらくたやゴミ、自分の家族が住む家を利用することも珍しくありません。多くのフィリピン人アーティストがメトロ在住ですが、背が高く、端整な顔立ちで、穏やかな話し方をするカワヤン(タガログ語で「竹」という意味)氏は、故郷バギオを断固として離れず、地元のアートシーンに尽力し続けています。同氏の作品は、高額な入場料の国際的イベントの数々で見ることができます。また、既成概念にとらわれないマニラ独特のアートギャラリーThe Drawing Room(ザ・ドローイング・ルーム)にも展示されています。

アーティスト:ハンナ・ペティジョン(Hanna Pettyjohn)
アートギャラリー:Silverlens(シルバーレンズ)、1335Mabini(1335マビニ)

香港、シンガポール、台北、マイアミで印象的な展覧会を開催したフィリピン系アメリカ人アーティストで陶芸家。賞に輝く彼女の作品は、熱心なアート愛好家たちの収集の対象になっています。有名陶芸家ジョン&テッシー・ペティジョン(Jon & Tessy Pettyjohn)夫妻の娘としてマニラで生まれた同氏が取り上げているのは、郷愁、疎外感、喪失感、孤独というさまざまな感情です。大きな肖像画と彫刻に、泥を敷き亀裂を入れた地面、触知できる質感を用いて、世界中のフィリピンのディアスポラについて考察しています。

アーティスト:マルタ・アティエンザ(Martha Atienza)
アートギャラリー:Silverlens(シルバーレンズ)

マニラ生まれ。フィリピン人の父、オランダ人の母をもち、両国を行き来して暮らしている同氏のビデオインスタレーションは、自らが継承している多様性をインスピレーションにしたものです。2009年にフィリピンで名高い「グリーン・パパヤ・アート・プロジェクト(Green Papaya Art Projects)」に参加。アートバーゼル香港、シンガポールビエンナーレ、フィリピン文化センター、ロンドンのガスワークス(Gasworks)で注目されました。印象的で才気あふれる作品は、瀟洒な人気ギャラリーシルバーレンズで見られます。

アーティスト:マーク・サルバトス(Mark Salvatus)
アートギャラリー:98B COLLABoratory(98Bコラボレイトリー)、1335Mabini(1335マビニ)

アテネオアワード(2010年)、フィリピン文化センター・サーティーン・アーティスツ・アワード(2013年)、ショエニ・ソブリン・アジアン・アート・プライズ(2013年)など、数々の受賞歴を誇る若きマルチアーティスト。マニラ首都圏という都会の風景の魅力を表現し続けています。同氏が長年温めてきた企画で共同設立したグラフティ集団「フィリピナス・ストリート・プラン(Pilipinas Street Plan)」や、地元での創作コラボレーションのためのコミュニティアートスペース98B COLLABoratory(98Bコラボレイトリー)に、大いに情熱を注いでいます。

アーティスト:ロナルド・ベントゥラ(Ronald Ventura)
アートギャラリー:アーント(ARNDT)、タイラー・ロリンズ・ファインアートギャラリー(Tyler Rollins Fine Art Gallery)

世界一のベストセラーを誇る東南アジア人アーティストであるにもかかわらず、ベントゥラ氏は故郷マニラで暮らし、制作に取り組んでいます。名門サントトーマス大学を卒業した今話題のこのアーティストは、2000年にマカティの有力ギャラリーThe Drawing Room(ザ・ドローイング・ルーム)でデビュー。以来、人の形の魅力にとりつかれ、特徴のある多元的様式で「アーティスト・オブ・ザ・イヤー・アット・アート・マニラ」(2001年)、「アテネオ・アート・ギャラリー・グラント」(2005年)を授与。プラハビエンナーレ(2009年)に出品しました。米国のマーケットにも進出し、2009年にはニューヨークシティのタイラー・ロリンス・ファイン・アート・ギャラリーで個展を開催。また、同年、香港のサザビーで、同氏の作品「Greyhound(グレイハウンド)」に110万米ドルの高値が付きました。



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