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流行に流されない“もぐり酒場”

2012年10月4日
バイオレット・アワー(The Violet Hour)

ウィッカーパーク地区(Wicker Park)の、壁画に囲まれたあまり特徴のないティンバーウッド材の建物の中に、禁酒法時代そのままの“もぐり酒場”、バイオレット・アワー(The Violet Hour)がひっそりと営業しています。見た目にはわかり難いですが、常連ならカモフラージュされたドアをすり抜けるように入っていくことでしょう。(行列を避けるためにコンシェルジュに頼んでウエイティングリストに載せてもらうのが賢明です。)ブルーのウォールに高い天井、シャンデリアが輝くサロン、翼のあるような特徴あるアームチェア、カーテンの奥には大理石のバーと、心地よい暖炉があります。

2007年に当時にはまだ珍しかった禁酒法時代風バーを復活させてから5年経ち、世界中に“もぐり酒場”が雨後のタケノコのようにオープンしている時代にあっても、流行に左右されずシカゴでもっとも美味しいカクテルを提供し続けています。ハウスルールに従って、大騒ぎする輩はいませんし、携帯電話の話し声や大音量の音楽も聞こえてこない、静かで平和な環境のなかで“グラス”に集中できる希少な空間です。

選りすぐったリキュールやスピリッツと相性の良い自家製ビタースやシロップ、ハンドカットアイスを加えたカクテルが作られていきます。マツサレム・ラム(Matsusalem rum)をベースに、クレーム・ド・バイオレット(Crème de Violette)とグレープフルーツ・ビタースを加えたハッシュ&ワンダー(Hush & Wonder)、オールド・フォレスター(Old Forester)にアンゴスチュラ(Angostura)を加えたバイオレットアワー・オールドファッション(Violet Hour Old Fashioned)はお試しいただきたい逸品です。 シンプルで洗練された大人の空間が三位一体となったのが成功の秘密といえるでしょう。

1520 N Damen Avenue / +1 773 252 1500 / theviolethour.com
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