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夏の香り

2014年5月14日
夏の香り

いつの時代も、自分自身を象徴する香りとしてまとうフレグランスは、生涯を通じて1つだけであるべきと言われてきました。マリリン・モンローをはじめ多くのセレブたちが、その心を大切に受け止めています。ただ、このアイデアはロマンティックで優雅な考え方ではあっても、実際にはやや時代遅れかもしれません。というのも、さまざまなムードやシチュエーションに合う、季節ごとの魅力的な香りがたくさんあるからです。 軽く爽やかで生命力あふれる香りで、冬の雰囲気から一気に抜け出したいとお考えの方に、今年一番の夏の香りをご紹介します。

女性用–トム・フォード「ベルベット・オーキッド(Velvet Orchid)」

トム・フォードで最も人気の高い香水「ブラック・オーキッド」(2006年)に、ぐっと軽みのあるテイストを利かせた新作。トム・フォードらしいはつらつとした芳香はそのままに、トップノートにベルガモット、マンダリン、精製ラム抽出物、ハチミツのすっきりとした香りが加わりました。ミドルノートは、ターキッシュローズオイル、ジャスミン、ブラジル南部沿岸に咲くパープルオーキッドの艶やかな香りを放ちます。 そして、最後のペルーバルサム、サンダルウッド、スエード、バニラのベースノートへ。女性らしいフローラルな香りと魅惑的な土っぽさのバランスは、干し草のある夏の草原のようなイメージを醸し出します。

 tomford.com限定販売、110 USドル

男性用–ロジャ・パルファム「‘H’-ザ・エクスクルーシブ・オード(‘H’ The Exclusive Aoud)」

英国の高級ブランド「ロジャ・パルファム(Roja Parfums)」は、ロンドンのハロッズとの10年にわたるコラボレーションを記念して、香水の新作を同店限定で発売しました。マスター・パフューマーのロジャ・ダヴ(Roja Dove)氏は、オードウッド、パチョリ、ベチパーの香りを、世界で指折りの高級成分であるジャスミン・ド・グラースおよびローズ・ド・メ(どちらも金よりも高価)と組み合わせて、ハロッズを象徴するかのような豊かな香りに仕上げました。スパイシーなムスクの香りが中東の豪奢な異国情緒をたちどころに彷彿させます。 アラビアのロレンスも真っ青になるはず。

 harrods.com限定販売、395 イギリスポンド

ベビー用–ゲラン「プチゲラン(‘Petit Guerlain’)」

フランスのパフュームハウスは、1994年に発売され好評を博した、子供向けのニッチな香水「プチゲラン(Petit Guerlain)」を刷新しました。 新しい香りは、愛らしい赤ちゃんのにおいを消してしまわないソフトなものでありながらも、グリーン、アニス、オレンジブロッサムのトップノート、ミモザとハチミツのミドルノート、ピスタチオとホワイトムスクのスムースなラストノートがしっかりとさわやかに香ります。すべて、植物学者・調香師のティエリー・ワッサー(Thierry Wasser)氏の巧みな調香によるものです。 小さな蜂のエンボスとピンクやブルーのリボンでデコレーションされたクラシックな小瓶に詰められたユニセックス香水の香りをまとえば、かわいい子供たちがもっとかわいい存在に。

パリのフラッグシップ店「メゾン・ゲラン」にて(250ユーロ)、またはロンドンのハロッズにて(215 イギリスポンド)限定販売

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