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必見の現代美術作品

2017年3月27日
Silverlens(シルバーレンズ)

香港、上海、そして東京の三大都市がアジアのアートシーンを牽引していることはまぎれもない事実ですが、フィリピンが他の国々としのぎを削りその頭角を現してきているのに貢献しているのが、このギャラリー「シルバーレンズ」です。マニラのアートシーンでもっとも重要な老舗のひとつであり、元々あったマカティのギャラリーの数軒先に、これまでよりずっと広く、快適で明るくなった新拠点がお目見えしました。かつて倉庫だったこの建物は、アートとアーキテクチャを愛する人々を魅了することでしょう。

ギャラリーを運営するイサ・ロレンソ(Isa Lorenzo)とレイチェル・リーリョ(Rachel Rillo)はCS Design社の建築家、アナ・サイ(Anna Sy )と契約を交わし、整然としたミニマルな空間の製作を依頼しました。ポリッシュコンクリートと白壁に囲まれた広々としたメインギャラリーに、小ギャラリー、プライベートビュールーム、図書室、スタジオ(3室)、事務所、ワークショップなどのゾーンを加え、現代的かつオシャレでシンプルな空間が生まれました。巨大なLED製パネルは、差し込む太陽光のようにギャラリー内を照らし出します。

2004年に設立されたシルバーレンズは、それまでほとんどのギャラリーがモールやオフィス街に張りつくように作られていた時代に、倉庫を最新流行のアート空間へと変貌させました。東南アジアのトップギャラリーのひとつであり、国際的に評価や賞を獲得したアーティストが集って、シンガポール・ビエンナーレとアート・バーゼル香港の両方に登場しています。マルタ・アティエンザ(Martha Atienza)、グレゴリー・ハリーリ(Gregory Halili)、パトリシア・ペレス・エウスタキオ(Patricia Perez Eustaquio)、マリア・タニグチ(Maria Taniguchi)、ライアン・ビラマエル(Ryan Villamael)など、ローカルアーティストの作品を多数展示。現在はマルコス独裁時代を振り返るピオ・アバッドの政治をテーマにした「Counternarratives」、道川省三の陶器作品に触れた「Nature Into Art」が展示されています(いずれも2017年3月28日-4月27日)。これは見逃せません!

Silverlens / Lapanday Center / 2263 Don Chino Roces Ave / Makati / +63 2 816 0044 / 火曜日-金曜日 10:00-19:00 、土曜日 10:00-18:00 / silverlensgalleries.com
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